通信制高校の様々なコロナ対策│こんな安全対策がとられてきました
2021/07/31
本来、通信制高校はコロナの影響は少ないと思われがちです。
確かに、一般論でいえば通信教育は「密」になる場が限られています。
しかし、今は通信制高校だけど教室に通う、という時代です。
皆が教室に集まれば密になる可能性が生じます。
他にも、単位認定試験やスクーリングの会場で蜜になる恐れもあります。
そのため、通信制高校もしっかりとコロナ対策を行ってきました。
具体的に2020年頭からのコロナ禍で通信制高校がどのように対応してきたかを見てみましょう。
1. 通信制高校でコロナ対策が必要な場合
あなたが例えば、通信教育でペン習字の講座を受けているとします。
コロナの影響は限りなくゼロに近いと言っていいでしょう。
人と接して密になることがないからです。
しかし、現在の通信制高校のシステムでは以下の場合に密が生じる可能性があります。
通学コースを選択し、教室で授業を受ける場合
授業を受けるスクーリング会場で密になる可能性
それぞれについて、通信制高校がどのように対応してきたかを見てみます。
1.1 通学コースの対策
基本的に学校と同じ行動パターンになります。
すなわち主に以下のような対策を行います。
入室時の体温測定・マスク着用・手指消毒
教室の換気・消毒・掃除の徹底
卒業式などの行事の縮小・中止
休校や分散登校による登校制限
Zoomなどを利用した遠隔授業
これらはコロナ禍においてせざるを得ない対策でした。
しかし、行事の縮小・中止は特に生徒のストレスになるものでした。
コロナ禍でのストレスについて、詳しくは以下の記事が参考になると思います。
1.2 スクーリング会場での対策
通信制高校のおいてスクーリングで授業を受けるのは単位を修得する必須条件のひとつです。
しかし大勢の生徒が集まるスクーリング会場は、密になりやすい環境です。
そのため、以下のような対策がとられます。
体温測定、問診票への記入、マスク着用
会場の職員について健康観察票への記入
机の間の距離を広げる
小さな会場で行い、大人数の機会を減らす
生徒毎に日時・教室を指定し、出欠を記録する
これらがすべて計画通りに進むとは限りません。
政府の緊急事態宣言の発令でスクーリングの延期・中止といった事態も生じます。
近親者が濃厚接触者となったために外出禁止となる生徒もいます。
こうした特別な事情で受けられない場合には代替課題の提出も検討されます。
その特別申請の受け付けその他、多くの予想外の事務が生じます。
こうして通信制高校には、生徒・保護者には見えない、裏方としてのコロナ対応作業が沢山あるのです。
2. サポート校の実際の対応(ワイズアカデミー)
私は通信制高校サポート校としてワイズアカデミーを運営しています。
2020年3月から2021年8月にかけての実際の対応を、ひとつの実例としてご紹介します。
2.1 分散登校
確かにコロナ対策は重要です。
しかし完全に教室を閉鎖しては、生徒の居場所がなくなってしまうことになります。
教育機会の確保も行う必要があります。
そこで午前・午後に分けた学年別の分散登校を実施しました。
実際には非常に細分化された登校制限を行いました。
簡略化すると以下のように、制限内容を調整していきました。
■2020年
4月 各生徒「2週間に一度」だけの登校制限
5月 各生徒「1週間に一度」だけの登校制限
6月以降 「午前は1.2年生、午後は3年生」の分散登校
■2021年
1月以降 「各生徒、午前または午後」の分散登校
2.2 イベント運営
イベントについては、以下のような経緯をたどりました。
■2020年
4月~9月 イベントは、すべて中止
10月から 人数制限をして実施
(恒例のクリスマスパーティーは飲食一切無しでゲームだけ。
でもみんな楽しんでくれました)
■2021年
1月から やはり人数制限をして実施
3月の卒業式は中止
…代わりに教室で「3年生を送る会」と卒業証書の授与
飲食無しでも感動的なひとときでした。
2.3 進路指導
様々な大学・専門学校のオープンキャンパスが中止、あるいはオンラインに変更になりました。
私の教室も分散登校などの制限をしていました。
そのため、以下のような対策を行いました。
オンラインのオープンキャンパスの積極的な告知
オンライン進路セミナーを「毎週日曜日の夜8時」に開催
LINEやZoomを活用しての生徒の相談や三者面談
3. まとめ
通信制高校でも通学コースやスクーリング会場で密になる可能性があります。
そこで、様々なコロナ対策が行われています。
通学コースでは消毒・換気・体温測定が基本です。
他にも教室閉鎖・分散登校や遠隔授業などがあります。
行事の縮小・中止は生徒のストレスになりやすいです。
ご参考までに、私が運営する通信制サポート校のワイズアカデミーでは、他に以下の対策を行いました。
飲食無しでも心の通うイベントの運営
毎週日曜日の夜にオンライン進路セミナー
きめ細かい登校制限と分散登校
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
確かに、一般論でいえば通信教育は「密」になる場が限られています。
しかし、今は通信制高校だけど教室に通う、という時代です。
皆が教室に集まれば密になる可能性が生じます。
他にも、単位認定試験やスクーリングの会場で蜜になる恐れもあります。
そのため、通信制高校もしっかりとコロナ対策を行ってきました。
具体的に2020年頭からのコロナ禍で通信制高校がどのように対応してきたかを見てみましょう。
1. 通信制高校でコロナ対策が必要な場合
あなたが例えば、通信教育でペン習字の講座を受けているとします。
コロナの影響は限りなくゼロに近いと言っていいでしょう。
人と接して密になることがないからです。
しかし、現在の通信制高校のシステムでは以下の場合に密が生じる可能性があります。
通学コースを選択し、教室で授業を受ける場合
授業を受けるスクーリング会場で密になる可能性
それぞれについて、通信制高校がどのように対応してきたかを見てみます。
1.1 通学コースの対策
基本的に学校と同じ行動パターンになります。
すなわち主に以下のような対策を行います。
入室時の体温測定・マスク着用・手指消毒
教室の換気・消毒・掃除の徹底
卒業式などの行事の縮小・中止
休校や分散登校による登校制限
Zoomなどを利用した遠隔授業
これらはコロナ禍においてせざるを得ない対策でした。
しかし、行事の縮小・中止は特に生徒のストレスになるものでした。
コロナ禍でのストレスについて、詳しくは以下の記事が参考になると思います。
1.2 スクーリング会場での対策
通信制高校のおいてスクーリングで授業を受けるのは単位を修得する必須条件のひとつです。
しかし大勢の生徒が集まるスクーリング会場は、密になりやすい環境です。
そのため、以下のような対策がとられます。
体温測定、問診票への記入、マスク着用
会場の職員について健康観察票への記入
机の間の距離を広げる
小さな会場で行い、大人数の機会を減らす
生徒毎に日時・教室を指定し、出欠を記録する
これらがすべて計画通りに進むとは限りません。
政府の緊急事態宣言の発令でスクーリングの延期・中止といった事態も生じます。
近親者が濃厚接触者となったために外出禁止となる生徒もいます。
こうした特別な事情で受けられない場合には代替課題の提出も検討されます。
その特別申請の受け付けその他、多くの予想外の事務が生じます。
こうして通信制高校には、生徒・保護者には見えない、裏方としてのコロナ対応作業が沢山あるのです。
2. サポート校の実際の対応(ワイズアカデミー)
私は通信制高校サポート校としてワイズアカデミーを運営しています。
2020年3月から2021年8月にかけての実際の対応を、ひとつの実例としてご紹介します。
2.1 分散登校
確かにコロナ対策は重要です。
しかし完全に教室を閉鎖しては、生徒の居場所がなくなってしまうことになります。
教育機会の確保も行う必要があります。
そこで午前・午後に分けた学年別の分散登校を実施しました。
実際には非常に細分化された登校制限を行いました。
簡略化すると以下のように、制限内容を調整していきました。
■2020年
4月 各生徒「2週間に一度」だけの登校制限
5月 各生徒「1週間に一度」だけの登校制限
6月以降 「午前は1.2年生、午後は3年生」の分散登校
■2021年
1月以降 「各生徒、午前または午後」の分散登校
2.2 イベント運営
イベントについては、以下のような経緯をたどりました。
■2020年
4月~9月 イベントは、すべて中止
10月から 人数制限をして実施
(恒例のクリスマスパーティーは飲食一切無しでゲームだけ。
でもみんな楽しんでくれました)
■2021年
1月から やはり人数制限をして実施
3月の卒業式は中止
…代わりに教室で「3年生を送る会」と卒業証書の授与
飲食無しでも感動的なひとときでした。
2.3 進路指導
様々な大学・専門学校のオープンキャンパスが中止、あるいはオンラインに変更になりました。
私の教室も分散登校などの制限をしていました。
そのため、以下のような対策を行いました。
オンラインのオープンキャンパスの積極的な告知
オンライン進路セミナーを「毎週日曜日の夜8時」に開催
LINEやZoomを活用しての生徒の相談や三者面談
3. まとめ
通信制高校でも通学コースやスクーリング会場で密になる可能性があります。
そこで、様々なコロナ対策が行われています。
通学コースでは消毒・換気・体温測定が基本です。
他にも教室閉鎖・分散登校や遠隔授業などがあります。
行事の縮小・中止は生徒のストレスになりやすいです。
ご参考までに、私が運営する通信制サポート校のワイズアカデミーでは、他に以下の対策を行いました。
飲食無しでも心の通うイベントの運営
毎週日曜日の夜にオンライン進路セミナー
きめ細かい登校制限と分散登校
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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