• トップ
  • ブログ
  • 通信制高校から飛び級でアメリカの大学院へ行き、数学研究の世界へ

通信制高校から飛び級でアメリカの大学院へ行き、数学研究の世界へ

2021/07/03

通信制高校は時間の制約が少ないので、従来の枠にとらわれない様々な活動が出来ます。

典型的には芸能界(特にアイドル)やスポーツ界でプロを目指す人たちが、学業との両立をはかるために通信制高校に入学することがよくあります。

最近では囲碁のプロ棋士でも通信制高校で学ぶ人が増えてきました。

そして、ここに来て大きなニュースがありました。
以下は朝日新聞2021年6月27日の記事からの抜粋です。

---
広域通信制のつくば開成高校から、世界ランキング上位の米国カリフォルニア工科大学大学院に飛び級合格し、今秋から入学する金子生弥さん(18)中学2年のある朝起きたら、急に数学を学びたくなり、英語も独学で身につけ、数学研究の世界へ飛び込んだ。
---

海外の一流大学に合格するだけでも大変です。
それなのに、なんと大学院に飛び級合格したというのです。

それもそのはず、中学生のときに日本人数学者が書いた本に間違いを見つけ、その縁で国内外の数学者との共同研究も始めた、というのです。

通信制高校に進んだのは「研究時間を捻出するため」だったということです。
普通に全日制高校に進んだのでは、自由になる時間が限られているため、研究に思いっきり没頭できる環境を選択したということでしょう。

この快挙が成し遂げられたのは、もちろん全面的に本人の努力の賜物と言っていいでしょう。
しかし、通信制高校という存在がなければ、達成には様々な障害があったかもしれません。

インタビュー記事の最後には、心が折れそうになっている子たちへのメッセージを求められ、こう述べています。

ーーー
「何を言われても自分のやりたいことをやり抜いて」
ーーー

とても勇気づけられる言葉ですね。
これからの人生には予想もつかない喜びや試練が待っていることでしょう。

大切なことは「自分のやりたいこと」を信じて、貫いていこうとすることではないでしょうか。

PAGE TOP