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通信制高校と高卒認定のどっちが良いか?メリット・デメリットを比較

2021/06/20

高校卒業資格を取得するには通信制高校を卒業することが必要です。
学歴は中卒で大学・専門学校に進学するならば高認(高等学校卒業程度認定試験)を選択することも可能です。

通信制高校と高認(高等学校卒業程度認定試験)は、言葉で似ています。
しかし両者は大きく異なるので、選択を謝らないように注意しましょう。

なお、高認という言葉には慣れていない方も多いと思います。
そこで以下からは高認の代わりに「高卒認定」という言葉を使います。

1. 通信制高校と高卒認定の違いと適切な選び方

通信制高校と高卒認定は全く別物です。
かたや学歴、かたや資格という違う世界のものです

ただ、どちらも大学受験資格に関わるという共通点があります。
高認(高卒認定)は、かつて大検と呼ばれたことが混乱を倍増しています。
じっくり整理していきましょう。

1.1 通信制高校とは

そもそも、通信制高校というのは俗称というか通称です。
正確には、高等学校の通信制課程です。

全日制も通信制も定時制も同じ高校卒業資格です。
例えば鹿島学園高等学校の場合、全日制課程も通信制課程もあります。
どちらも卒業証書は「鹿島学園高等学校普通科を卒業」と全く同じものです。

もうひとつ別の例をとってみましょう。
早稲田大学には全日制課程もあれば通信制課程もあります。
だからといって、早稲田大学を通信制大学とは呼ばないですね。
大学を全日制課程ではなく通信制課程で卒業した、というだけのことです。

つまり、いわゆる通信制高校を卒業することは、普通に高校を卒業した、ということでs。
普通に高校を卒業したから普通に大学や専門学校を受験する資格があります。

高校を卒業したから履歴書の学歴欄に◯◯高校卒業と書きます。
その後にわざわざ全日制課程とか通信制過程と書くことは、普通ありません。

1.2 高卒認定とは

高卒認定は文部科学省が実施している試験です。
正式な名前は高等学校卒業程度認定試験といいます。

試験に合格すると大学や専門学校を受験する資格を得るための試験です。
つまり高卒認定は資格であって学歴ではないのです。

言い換えると、高卒認定に合格しても履歴書の学歴欄には書けないのです。
高卒認定の合格は漢検や英検合格と同様に履歴書の資格欄に記入します。

中学を卒業して、高校を卒業しなかったと仮定します。
高卒認定にに合格し、大学受験に合格し大学を卒業したとします。

この場合、履歴書の学歴欄には以下のように書くことになります。
◯◯中学卒業
△△大学入学
△△大学卒業

このように高校卒業という学歴が無いことは、ハンディキャップになりません。
採用する側は、はっきりいえば最終学歴を中心に見るからです。

1.3 適切な選び方

通信制高校を選んだほうが無難これは間違いありません。
なぜなら以下のようなメリットがあるからです。

普通に高校を卒業しているから高卒として就職も可能
学歴でコンプレックスを感じなくてよい
サポート校の活動を通じて青春をエンジョイできる
高卒認定にチャレンジするには、いかのようなリスクが伴います。

独学で続けるのは難しいこと
進学しなければ学歴は中卒
友達を作りにくいこと
もちろん高卒認定にもメリットがあります。

費用が格安(受験料のみ)
他人と接しないで済む
不登校に向いている
つまり、孤独の作業に耐えられるなら高卒認定は有効な選択肢です。
サポート校を通じて高校生らしく過ごしたいなら通信制高校を選ぶべきでしょう。

2. まとめ

通信制高校か高卒認定かの選択は、良し悪しではなく、向き不向きで決めるべきです。
一人で勉強できて、費用をかけずに大学進学するなら高卒認定も検討すべきです。

高校生らしい生活なら通信制高校のほうが向いています。
大学進学しなくても高卒の学歴が得られるのも通信制高校の魅力です。

万人に共通の正解はないといえます。
自分の人生観に照らして、じっくり検討することをおすすめします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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